◆ゲーム分析
前節同様に戦術的守備、攻撃的な守備をベースに相手のポゼッションを寸断しショートカウンターから攻撃を繰り出せるかが焦点でした。インプットはできているけど実戦でのアウトプットができない、途切れてしまう選手がまだまだ多い印象です。習慣化、無意識化までの時間を短くできるように日々鍛錬しましょう。意図的にボールを奪い敵陣深くまで侵入する場面も多くありましたが、ボールロストの「シーンやエリア・ゾーン」が悪く、後手に回る場面とミスにより失点するとズルズル後退。「いつ」「誰が、グループが、チームが」「どのように」時間の貯めを生み出すのか?攻撃時の課題ですね。その後、ポジション変更で流れを引き込むもフィニッシュ時に躊躇差が出てゴールを奪えきれずにいると、幅を使った相手の攻撃に容易く失点を重ねて大量失点。
◆総括
選手たちは今まで通りの努力と求められていることは素直に実行しようとトライしているように見えますが、効率良く得点を重ねる相手チームとの差は「テクニック、スピード、体格、個人戦術」以外にもあったと思います。相手を上回るボールへの「執着心は? 各ポジション、エリアゾーンでの責任感は?」サッカーは相手がいるスポーツ、相手を上回る闘争心、勝ち気なメンタリティがどのシーンでも、どのエリア・ゾーンでも求められます。そもそもそれは受動的?能動的? 一人一人が主体的に動く主人公です❤️🔥戦術、テクニックは単なる手段であって目的ではありません。ボールへの執着心を闘争心というエネルギーに置き換え、テクニックや戦術というスパイスを加え、チームを躍動させる勇気を発揮できる選手たちの集まりに変化していくことを求めています🔥
トレーニングやリーグ戦を通じて「M-T-M(マッチートレーニングーマッチ)PDCAサイクル」を回すことが基本ですが、実際のゲームはOODAループのような瞬時の判断の連続です。
① Observe:観察。データ・情報を集める。
② Orient:判断。集めた情報を自身の経験などに基づいて加工して選択肢を作る。
③ Decide:決定。選択肢から選び、具体策を決める。
④ Act:実行。具体策を実行する。U15の選手たちは1試合1試合を大切に✨
U14の選手たちは、秋から始まるクラブカップに向けて☝️
対戦相手との差は広がる一方です。今までの積み重ね(インプット)を繰り出し続ける(アウトプット)ために、「一人はチームのために、チームは一人のために、ポジティブシンキングでハードワーク」を意識して、日常(努力の質と時間の工夫)から変わっていきましょう‼